東京の高級映画館「109シネマズプレミアム新宿」体験レビュー|

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東京に行ったとき、見る予定だったオールナイト上映まで時間があったので、新宿・歌舞伎町タワーにある「109シネマズプレミアム新宿」に足を運んできました。

他の劇場よりもかなり高額な料金に怯みなかなか行く機会がなかったものの、当時大雨が降っていて滅入っていた。こんな大雨の中大都会新宿を歩くのは酷で仕方がないが、みんな同じことを考えていてカフェも非常に混んでいた。

この映画館は上映1時間前から入館することができると聞いていたので、急遽ここで映画を見ることに決め、チケットをとって、行ってきた。

今回はアクセスから座席、料金、他の高級映画館との比較まで、実体験ベースで紹介していきます。

109シネマズプレミアム新宿とはどんな映画館か

109シネマズプレミアム新宿は、かつて歌舞伎町のシンボル的存在だった「新宿ミラノ座」の跡地に建てられた東急歌舞伎町タワーの9階・10階に入るシアター。

運営は東急レクリエーション。タワー自体は2023年4月14日に開業し、109シネマズプレミアム新宿もこのタイミングで「109シネマズ」の新ブランドとしてスタートしました。フロアは9・10階合わせて全8スクリーン、総座席数752席というコンパクトな規模で、限られた人数だけが入れる特別な空間です。

全席プレミアムシート/坂本龍一監修の音響設備

このシアターの最大の特徴は、日本の映画館として初めて、全シアター・全座席をプレミアムシートにした点。さらに音響は、音楽家・故坂本龍一氏が監修した「SAION -SR EDITION-」を全8シアターに搭載しています。

館内で流れるBGMまで坂本氏が手がけたとのことで、「高級映画館」と呼ばれる所以は、椅子の座り心地だけでなく、音づくりも含めた空間全体へのこだわりにあるといえそうです。

実際に行ってみた感想【体験レビュー】

アクセス方法(新宿駅・西武新宿駅から)

上映前、あいにくの大雨だったので、歌舞伎町にあるコメダ珈琲で少し雨宿りをすることに。コメダ珈琲に入ってみると、並んではいたもののの、待合スペースにギリ座れたので、そこでしばらく待ち、コーヒーを頼んで1時間程度滞在した。劇場までは歩いて10分程度とのことだったので、1時間前に着けるように行こう……。と思って滞在していたのだが、道に迷い最短の距離では行けず、何分か遅れて到着。

エリアとしては、いわゆる「トー横」——長久允監督の映画『炎上』の舞台としてスクリーンで見たあの景色が広がっていました。TOHOシネマズ新宿前の広場の目の前。人通りは多く、正直なところ治安はあまりよいとは言えなさそうな雰囲気でした。

当日の流れ(受付〜上映まで)

タワーに入り、果てしなく続くエスカレーターを登ってタワーの上層部に到着し、受付を済ませた。上映開始の1時間前からラウンジでくつろぐことができるとのことだったが、50分前くらいに到着したので待つことなく入ることができた。先程の大雨、喧騒はなんのその。非常に静かなラグジュアリー空間が広がっていました。ラウンジという名前の如く空港のラウンジにありそうな空間で、上映開始までの時間をゆったりと過ごすことができました。

この劇場の売りは、ポップコーンが食べ放題、ドリンクも飲み放題。静かな空間で、上映までの時間もラグジュアリーに楽しめるのが特徴です。

シートの座り心地・見やすさ

シートは、いわゆる通常のプレミアムシートに近い座り心地。座席にポップコーンを置ける小さなスペースが用意されていました。リクライニング機能などもあって、TOHOシネマズなどでもよく見る、標準的なプレミアムシートというような印象を感じました。

109シネマズにもプレミアムシートがあって、会員になると追加料金なしで見ることができますが、それよりも座り心地が若干いいというか、仕切りがあって周りの視界等気になりませんでした。

音響・映像のクオリティ

音響に関しては、見る前までは普通の映画館程度のものだろうとなんとなく思っていたというか、坂本龍一が手掛けた音響ということを少し忘れていたのでそこまで期待していなかったのですが、体に振動が伝わってくるほどの迫力でした。

今回見た作品は『マイケル』で、ゴリゴリの音楽映画なので、この劇場で見れて本当によかったです。ドルビーアトモスで見たほうがいいような作品でしたが、それにも匹敵するような映画体験ができました。

気になる料金・チケットについて

座席は「CLASS A」(4,500円)と「CLASS S」(6,500円)の2種類。通常のシネコンの2〜3倍近い価格帯です。私はAで見ました。今回はたまたま109シネマズのどこでも使える1,000円クーポンを持っていたので、3,500円でこの劇場を体験することができました。それを踏まえると、通常のシネコン料金に対して、CLASS Aは実質+2,500円、CLASS Sは+4,500円の上乗せというイメージです。

私が以前体験したことのある、TOHOシネマズ六本木ヒルズの「プレミアボックスシート」(一般2,200円+1,100円=3,300円)と比べると、CLASS Aはそれより1,200円高い計算になります。

ただし六本木のプレミアボックスシートが提供するのは座席の仕切りによるプライベート空間のみ。一方109シネマズプレミアム新宿の料金には、ポップコーン・ドリンク飲み放題と、上映1時間前からのラウンジ利用がまるごと含まれています。

つまりこれは、座席・音響・コンセッション(軽食)・滞在時間までがワンパッケージになった、いわば「オールインクルーシブ型の映画館」です。ホテルや旅行のオールインクルーシブプランと同じで、個別に足し算していくと高く感じるものが、パッケージ化されることで割安に見える設計になっている、と捉えると納得しやすいと思います。

コスパはどうなの?

2019年に東京国際映画祭でプレミアムシートを体験して以来、こういった椅子に座って映画を見る機会はあまりなかったのですが、印象としてはそのときとそう大きくは変わりません。

ただ、通常のプレミアムシートに加えて、ポップコーン食べ放題やラウンジでゆったり過ごせる時間まで含めて考えると、料金として飛び抜けて高いという感覚はありませんでした。座席だけ、音響だけを個別に比較するのではなく、「体験全体」に対するオールインクルーシブな対価だと考えると、納得感あります。

項目 TOHOシネマズ六本木ヒルズ
プレミアボックスシート
109シネマズプレミアム新宿
CLASS A
料金 3,300円(一般2,200円+1,100円) 4,500円(一般2,000円+2,500円)
込みの内容 仕切りによるプライベート空間のみ ポップコーン・ドリンク飲み放題、上映1時間前からのラウンジ利用
差額 +1,200円

まとめ:こんな人におすすめの映画館

個人的には値段のことも考えると一回行ったらいいと思ったのですが、ラグジュアリーな環境で落ち着いて映画を鑑賞できるのでおすすめです。

  • 一度、贅沢な映画体験をしてみたい人
  • 上映前後の時間も含めて「特別感」を味わいたい人
  • 音響にこだわった映画体験をしたい人

109シネマズプレミアム新宿では、これまでにも何度かオールナイト上映企画が開催されているようです。次はぜひそちらにも参加してみたいと思っています。

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