
ドルビーシネマの違いがわからん!という人向けの記事です。
僕は話題作を見る時、ドルビーシネマで見ることが多い。たまにIMAXとかで見ることもあるけれど、映像音響が凄そうな作品は、基本ドルビーシネマで見ている。
ドルビーシネマと普通の映画の違いは歴然である。だが、世の中にはドルビーシネマの違いがわからなかった!と思っている人が結構いるらしい。でもその気持ちもなんとなくわかるので、この現象について解説していきます。
この記事を書いている人の信憑性
ドルビーシネマで数十回映画を観ています。わざわざバスや特急電車に乗って博多まで行ったり旅行に行ったりして、観てます。
元々こういう上位互換的な映画館にはあまり行くようなタイプではなかったものの、ドルビーシネマを体験して以降なるべくこの上映形式で見るようにしています。
ドルビーシネマでよく見ている、ドルビーシネマ大好きな人でも思うことを書いていきます。
ドルビーシネマとは
ドルビーシネマの違いがわからなくなる現象
さて、ドルビーシネマと通常の映画館の違いは歴然ということを先ほど述べたが、それなのになぜドルビーシネマとの違いがわからないと思う人が一定数いるのだろうか。まず考えられるのは、少々意地悪な言い方になってしまうが、「映画を見慣れていない人が多いから」という理由だ。
まあグルメで例えると味の濃いジャンクフードばかり食べている人に高級料亭の味がわかるのかというようなことと似ていて、映画をそんなに見ない人はドルビーシネマの凄さに気づかないのかもしれない。せっかく課金したのに変わんねえじゃねえかよ。と、映画を見慣れていない人は思ってしまうというのがまず第一の理由だ。
だけど、ドルビーシネマと普通の映画館の違いがわからないと思うケースは、そういう理由だけでもない。
映画館で映画を見慣れていない人がそう思ってしまいがちというだけでなく、作品のポテンシャルによって左右されることもあるからだ。
実際、(ドルビーシネマで映画を数十作品見ている)僕ですら、そういうことがある。ドルビーシネマなのにドルビーシネマらしくねえなあと、思ってしまうことも何度かありました。言ってしまえば、「観た作品が悪かった」というケースもあるんです。
ドルビーシネマで見てよかった映画と残念だった映画
ではなんでこういうことが起こりうるのか、ドルビーシネマで見てよかった映画と「うーん」と思ってしまった映画を比較して考えてみます。
よかった映画
マトリックス
ジョン・ウィックシリーズ
アバター
映像が綺麗すぎて度肝を抜かれたのがこの3作。
共通点は3作ともSFアクション大作だということだ。先述の通り、ドルビーシネマは視覚効果が豊富なアクション映画に真価を発揮する。特に驚いたのが『ジョン・ウィック』シリーズ。『マトリックス』と同様キアヌ・リーブスが漆黒のスーツを纏って銃を撃ちまくるガンアクションだが、衣装だけでなく夜のシーンも多いので黒みがかったシーンが多い。アクション系で、なおかつ黒を基調とした映像作品を見ると、ドルビーシネマらしい映像美を体感することができる。
ドルビーシネマで見る必要あったか?と思った映画
ジョーカー
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
この2作はどちらも昔の映画のリバイバル上映を見ているかのような作品だった。『ジョーカー』の元ネタであるマーティン・スコセッシの『タクシードライバー』『キング・オブ・コメディ』をものすごく綺麗にしたバージョンで見ているような感覚になるが、ドルビーシネマで見るほどでもないなと感じた。
ワンハリもそう。一応アクション映画ではあるが終盤まではシャロンテート殺人事件が起こるまでを美しい映像で撮ったドラマ映画である。美しい。だけど、ドルビーシネマでみた方がいいと思うようなシーンが続くわけではないし、黒の美しさが強調されるようなシーンはない。正直いって、課金の価値を見出せなかった。
比較してみると
つまり、ドルビーシネマで見てよかった作品はスケールの大きなアクション映画で残念だった作品はドラマ映画である。当たり前と言えば当たり前のことではあるが。
そして、昔の映画を再現したかのような、何十年も前の時代を描いた作品は昔の映画の4Kリバイバルを見ているような感じがして、課金の価値を見出すのが難しい。確かに普通の上映よりも映像面・音響面で優れているのかもしれないが、ドルビーシネマで基本見るスタンスの僕ですら、わざわざ見に行かなくてもいいかなと思ってしまう。
やはりドルビーシネマの良さを体感したいのならスケールがでかいド迫力アクション大作の方がいい。正直、初めてのドルビーシネマでドラマ映画を選ばない方がいい。
もう一点、見てよかった映画・残念だった映画を書いていて気付いたことがある。それは「期待しすぎていないかどうか」だ。
例えば『マトリックス』と『アバター』は昔の作品だから期待していなかったら度肝を抜かれるほど映像が綺麗だったのでほんとに見てよかったと思った。
また、残念だったの所であげた『ジョーカー』は、とんでもない作品だという評判も聞いていてめちゃくちゃ期待していたこともあってとても残念だった。(個人的にそこまで刺さらなかったというのもあるが)
昔の映画のリバイバルをHD画質で見ているような、言うなれば午前十時の映画祭感がして、課金してまで体験したいと思うような映像体験はできなかった。
だが同じ日に続けてみた『ジョン・ウィック:パラベラム』は肩透かしを食らった後に見たこともあってその映像の美しさに衝撃を受けた。この作品をドルビーシネマで上映してくれてありがとう。そう思った。
まあ、期待しすぎは禁物だということだ。だけどすごい作品はものすごくて、ドルビーシネマで見れるんなら基本ドルビーで見るというくらいハマったので、ぜひ見に行ってください。
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