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「フレックスサウンド」レビュー。

横浜の「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」で、「フレックスサウンド」と呼ばれる上映形式を何年か前に体験してきたときのレビュー記事です。

この映画館は、全スクリーンにフィンランド発の体感型音響システム「フレックスサウンド」を無課金で導入している日本でも珍しい施設です。

フレックスサウンドは、座席から直接音や振動が伝わり、通常の音響とは一味違う没入感を楽しめるシステム。全身で音を感じられるため、アクションやホラーといった迫力のあるシーンが特に際立つと言われています。このフレックスサウンドで映画を見て、実際にどうだったのか、感想を書いていきます。

フレックスサウンドとは?

フレックスサウンドは、フィンランドのFLEXOUND社が開発した体感型の音響システム。

従来の映画館音響とは異なり、座席そのものから音と振動が伝わる仕組みを取り入れている点が特徴です。視覚や聴覚だけでなく、背もたれや座面から直接体全体に響く音の振動を感じることで、映画のシーンをリアルに体験できる上映形式です。

日本では、現時点では横浜の「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」と「ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場」の2館のみで導入されていて、今のところ(ローソン)ユナイテッド・シネマの劇場のみで体験できるよう。

特に「みなとみらい」では全スクリーンがフレックスサウンド。お台場と違い、無課金で楽しむことが可能です。(お台場では200円追加料金がかかるようです)

アクション映画などの激しいシーンの没入感を高める演出として、注目されている次世代型音響システムです。ただ、できた当初から、結構賛否の分かれるような感じで、絶賛するようなレビューを一度も僕は見たことがありません(笑)

今回は実際にフレックスサウンドを体験してきたので、率直な感想をお伝えしたいと思います。果たして価値ある新しい体験だったのか。

結論から言うと、

正直、期待して見にいくのはお勧めしません。

ただ、おまけがついてくるような感じで見にいくのは別にいいんじゃないでしょうか。そのため、無課金で見ることができるみなとみらいでの鑑賞がお勧めです。

実際に鑑賞してみた

今回、実際にフレックスサウンドで鑑賞したのは、日本のドラマ映画『ナミビアの砂漠』。この作品には、派手なアクションシーンやカーチェイスなどはありません。(暴れるシーンはありますが)

なぜこの作品をチョイスしたのかというと、ただ単に個人的な理由で、見たかったけど見逃していたからです。ただそれだけ。たまたま横浜にいるときに見逃していた映画が上映されていたので見に行った。そしたらフレックスサウンドなる上映形式がついてきた。みたいな感じです。

そのため、どういった鑑賞体験になるんだろうと思いながら見ました。普通のドラマ映画だぞこれ。どうなるんだ。フレックスサウンドが活かされるような体に振動がくるようなシーンはあるんだろうか。

そう思いつつ見ていると、体に振動がくる音のすごいシーンがありました。主人公がクラブに入るシーンです。ここでは音響が強調されて座席からかなり振動が感じられました。実際に爆音で音楽が流れているクラブに入ったかのように振動がきます。ただ、フレックスサウンドで特に印象に残った場面はこれくらいです。正直なところ必要性は全く感じませんでした。

今回全然期待せずに見に行きましたが、それでも期待程度という映像体験でした。

とはいえ、みなとみらいの劇場では「おまけ」として無課金で楽しむことができ、特に追加料金がかかりません。なので、別に不満点はありません。

激しい音響や振動による臨場感を求めるシーンが少なかったからかもしれませんが、座席から伝わる振動や音が鑑賞体験に大きな影響を与えることはありません。ただし、ノイズになることもなく、「おまけ」のような存在として、特に気にならずに観ることができました。

フレックスサウンドにはオン・オフ機能が備わっており、振動が気になる時は手元のボタンで切り替えが可能です。ボタンの場所はわかりやすいですが、映画本編が始まると探しづらく操作に迷うかもしれませんが。

IMAX・ドルビーシネマとの比較

フレックスサウンドは、座席自体からの音響と振動が中心のシステムで、IMAXやドルビーシネマのように映画体験全体を一変させるような強烈な没入感はありません。IMAXは巨大なスクリーンとクリアな高画質・高音質で映像のスケール感を際立たせるのが持ち味で、ドルビーシネマはIMAXより黒に強いドルビービジョンと、立体的で奥行きのある音響技術ドルビーアトモスが特徴。方向性は近いものの、強みの中身は微妙に異なります。どちらも日本ではかなりメジャーなプレミアムシアターです。

一方フレックスサウンドは、4DXのように椅子自体が動く体感型シアターに近い存在ではありますが、4DXと比べると振動はごく控えめです。とはいえ、普通の上映におまけがついてくる感覚で見る分には損した気はしません。みなとみらいなら無課金、お台場でも+200円と、他のプレミアムシアターに比べて格段に手頃な価格で新しい体験ができるので、お台場によく足を運ぶ人なら、気になっているなら一度試してみてもいいと思います。

まとめ

フレックスサウンドは、IMAXやドルビーシネマのような映画体験を一変させるほどのインパクトはありませんが、みなとみらいなら無課金、お台場でも+200円程度で体験できるお手軽さが強みです。他のプレミアムシアターだと数百円〜千円以上の追加料金がかかることを考えると、この価格帯で新しい音響体験を試せるのはコスパとしては悪くありません。

特にみなとみらいの劇場は全スクリーン・全席が対象で追加料金もかからないので、周辺に住んでいる人や近くに立ち寄った際についでに体験してみるくらいの気軽さでちょうどいいと思います。過度な期待さえしなければ、「おまけ」として楽しむ分には十分満足できるはずです。

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