
快活CLUBの鍵付き個室宿泊レビュー。
以前、ネットカフェに泊まるメリット・デメリットについて記事を書いたことがある。ただ、あの記事では鍵付き個室についてほとんど触れていなかったこともあり、最近は検索順位がかなり下がってしまっていた。逆に個室の某施設に関する記事は未だにかなり順位が高い。なので関連記事を書こうと思う。
今回東京・五反田に行った際、初めて快活クラブの鍵付き個室に泊まってみた。五反田で宿を探していたところ、一番安くてよさそうな宿泊手段がここだったからだ。快活クラブの鍵付き個室は、個室の某施設のそれよりも圧倒的に清潔感があって、女性でも利用しやすい印象がある。実際、そうだった。
一昔前のネットカフェといえば、ブースが区切られているだけで天井が開いていたり、隣の物音が丸聞こえだったりということが多かったのだが、鍵付き個室はかなり快適だった。完全に囲われた鍵付きの個室があって、防音性もそれなりに高く、ちょっとしたホテル代わりに使えるレベルになっている。
今回は実際に泊まってみて感じた、半個室と完全個室の違い、料金、予約の実情、メリット・デメリットについて、体験ベースでまとめていく。
快活CLUBの席タイプ、3つの違い
快活クラブの席は、大きく分けて「オープン席」「ブース(半個室)」「鍵付完全個室」の3種類がある。
オープン席は、ドリンクバーのすぐ近くにあるような開放的な席。仕切りはあるが屋根はなく、料金は一番安い代わりに人の出入りや物音が一番聞こえやすい。
ブース(半個室)は、個別に仕切られた席だが、天井が空いていて鍵もかからない。隣の物音やフロア全体の音がある程度聞こえてくる。その代わり、店内のドリンクやフードをブース内に持ち込んで飲食できるのが特徴だ。
鍵付完全個室は、四方を壁に囲まれ、ICカードなどで施錠できる個室。防音性が高く、ホテル代わりに泊まるにはこれが一番快適な選択肢になる。今回自分が予約したのもこのタイプだ。
快活CLUBの料金
料金はオープン席<ブース<鍵付完全個室の順で高くなっていくが、宿泊目的なら鍵付完全個室が一番おすすめ。ブースでも寝れるは寝れるが居心地は悪い。少しでも節約したいひとなら半個室でもいいと思う。オープン席に関しては教室で居眠りするようにしか眠れない。オールするつもりならいいんじゃないかな笑
料金は店舗や立地によってかなり幅がある。基本的には「最初の30分〇〇円+10分ごと加算」の従量課金と、「3時間パック」「6時間パック」「ナイトパック」などの定額パックが用意されていて、宿泊目的で使うならパック料金一択だ。
今回泊まった五反田店は、ナイトパック12時間で2,640円だった。正直、この立地でこの価格は破格だと思う。五反田といえば都心へのアクセスもよく、ホテルなら1泊8,000円〜1万円は普通にする立地なので、その3分の1以下で朝まで過ごせる計算になる。
ただし、これはあくまで五反田店の話。東京都内で、特にエキチカの快活クラブは、正直ピンキリだ。同じナイトパックでも、立地によっては4,000円近くする店舗もあるし、繁華街や駅前一等地の店舗ほど価格は跳ね上がる傾向にある。土日祝は平日料金に数百円の割増がつくのも共通のルールなので、そのあたりも加味して店舗を選ぶ必要がある。
なので、快活クラブに泊まるなら料金表を各自見て、一番良さそうなところに行くのがおすすめ。少し駅から離れた店舗や、繁華街から一本外れた立地を狙うと、今回の五反田店のようにかなり安く泊まれるケースがある、というのが実感だ。
快活CLUB鍵付き個室に泊まって感じたメリット・デメリット
メリット
実際に泊まってみて感じたメリットをまとめる。
とにかく静か
鍵付完全個室ということもあって、隣の物音や気配がほとんど気にならなかった。個室の某ビデオを見る施設に泊まったときは総合的な臭いが気になったが、快活クラブの個室は清潔感があり、そのあたりのストレスがまったくない。
女性でも利用しやすい印象
某施設の場合、ああいう目的で来ている男性客に囲まれて寝ることになるため、女性が一人で泊まるにはハードルが高い。快活クラブの鍵付完全個室は用途がはっきり「休憩・宿泊・作業」寄りなので、女性でも比較的利用しやすい空気感だった。
荷物を気にせず外出できる
施錠できる個室なので、荷物を置いたまま安心して外出できる。某施設でも荷物は置けるが、外観上外に出づらい。快活クラブはその点、堂々と出入りできる。
ドリンクバーが飲み放題
個室ビデオ記事では「ドリンクが飲み放題じゃない」というデメリットを挙げたが、快活クラブはドリンクバーが飲み放題。ソフトドリンクの種類も豊富で、地味にありがたいポイントだった。
コンテンツと設備が充実
漫画・ネット・動画配信など暇つぶしのコンテンツが豊富なのはネットカフェ共通の強みだが、それに加えて鍵付完全個室ならではの静かさと防音性で、しっかり休むことにも向いている。
圧倒的な安さ
五反田店でナイトパック12時間2,640円という価格は、この立地のホテル相場を考えると破格だった。カプセルホテルやゲストハウスと比較しても十分戦える価格帯だと思う。
デメリット
続いてデメリット。致命的なものはない。
予約が取りづらい
鍵付完全個室は人気が高く、予約枠がすぐ埋まる。特に土日や繁華街の店舗は当日ふらっと行っても満室ということが多い。今回の五反田店はかなり余裕を持たせて2週間くらい前から予約していたのだが、満席だった。この店舗は少なくとも夜は常に満席なのだろう。コスパよく居心地のいい宿泊方法なので、ネットカフェの半個室ほど「予約なしでふらっと入れる」という気軽さはなく、泊まる予定があるならある程度早めに押さえておいたほうが安心だ。
寝心地は部屋タイプ次第
チェアタイプかフラット(マット)タイプかで寝心地がかなり変わる。足を伸ばして横になれるフラットタイプのほうが快適だが、店舗によってはチェアタイプしか空いていないこともある。
個室内での飲食に制限がある店舗も
今回の五反田店はドリンクバーの持ち込みができたが、店舗によっては鍵付完全個室内にドリンクや食べ物を持ち込めないところもある。これは風営法絡みの運用差らしく、店舗ごとにルールが違うので、行く前に確認しておいたほうがいい。
女性専用エリアがある店舗は少ない
快活クラブには「Villa me time」という女性専用エリアを設けている店舗もあるが、導入店舗はまだ少数派。基本的には女性専用エリアはないものと考えて店舗を選んだほうがいい。
他の格安宿泊手段と比較
快活クラブの鍵付完全個室が、他の格安宿泊手段と比べてどうなのか整理してみる。
カプセルホテルと比較して
カプセルホテルは大浴場がついてくることが多く、疲れの取れ方で言えばカプセルホテルに軍配が上がる。ただ、鍵をかけることができないことを考えると、鍵付き個室のほうがいいという方も多いかもしれない。
また、女性専用カプセルホテルは少ないが、快活クラブも同様に女性専用エリアは少数派なので、この点は五分五分といったところ。カプセルホテルだと選択肢がかなり少ないが、快活CLUBの個室の場合は、女性専用はあまりないが、女性でも泊まれは泊まれる。
ゲストハウスと比較して
ゲストハウスは足を伸ばして寝られる分、体力の回復という意味では快活クラブより快適なことが多い。ただし、二段ベッドで知らない人と同室になるケースが多く、プライバシーという点では鍵付完全個室のほうが圧倒的に安心できる。
料金はゲストハウスのほうが安くなるケースもあるので、そこは立地と店舗次第。
個室の某施設と比較して
個室の某施設は完全個室である点や安さは共通しているが、清潔感、女性の利用しやすさ、ドリンクバーの有無で快活クラブのほうが優位。あと、快活CLUBでのメインコンテンツが漫画なのに対して某施設は◯Vなので、ネットカフェのほうが有意義に時間を過ごせると思う。一方で、個室の某ビデオを見る施設のほうが予約なしで入れる店舗が多い。その気軽さはない。
通常のネットカフェ(ブース席)と比較して
以前書いたネットカフェ記事の内容と重なるが、ブース席は天井が空いていて鍵もかからないため、静かさやプライバシーの面では鍵付完全個室に大きく劣る。ただし予約不要でふらっと入れる気軽さと、料金の安さはブース席のほうが上。
まとめ・こんな人におすすめ
快活クラブの鍵付完全個室は個室の某施設の宿泊方法として優れていたところをネットカフェにもあてはめたようなものだ。都内だと難しいだろうが、予約が取りづらくない地方都市の店舗ならば終電を逃したときにも使えるだろう。
旅先で節約したいとき、静かに一人の時間を確保したいときには特におすすめできる。大浴場でしっかり疲れを取りたい人や、直前予約に頼らず確実に泊まりたい人は、カプセルホテルを使ったほうがいいと思う。
今回の五反田店のように、立地の割に破格の値段で泊まれる店舗も存在するので、東京の好立地な場所で用事がある際は宿泊手段の選択肢の一つとして、結構おすすめだ。

